冬の乾燥期に「かかとのひび割れ」「かかとのガサガサ」に悩んでいませんか?
これらの症状は、「角化症(かくかしょう)」です。皮膚の水分不足が原因で乾燥が進み、放置しているとひび割れて痛みや出血を伴います。
また、乾燥だけでなく、外部刺激によっても角化症は悪化していきます。
サイズが合わない靴を履いていたり、一日中立ちっぱなしだったり、紫外線を浴びることで角質は厚くなっていきます。
更に新陳代謝が悪くなりがちな足の裏は、ストレスや加齢により肌のターンオーバーが正常に行われなくなると、古い角質が剥がれず、そのまま蓄積されていきます。厚くなった角質は十分な水分が行き渡らないため、常に水分不足になり、ひび割れが加速します。また、雑菌が繁殖しやすい環境になります。
●足のかかとがガサガサになる主な原因
原因には以下のようなものがあります。当てはまるものはありませんか?
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冬の乾燥や低温による乾燥肌
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加齢
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長時間立ちっぱなし
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サイズの合わない靴を履いている / ソックスを履かないで過ごすことが多い
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肌の油分を取ってしまう刺激の強い石鹸を使っている
●足の踵のガサガサをツルツルにするケア方法
1. 保湿成分配合の石鹸で優しく洗浄する。
お風呂で洗浄するとき、以外と忘れがちなのが踵をしっかり洗ってあげることです。
保湿成分配合の低刺激石鹸で泡を立て、泡でやさしく踵部分を洗浄します。保湿成分配合の石鹸を使うことで、ガサガサ踵の水分不足を補います。
※刺激の強いボディーソープや石鹸が、踵の油分を取ってしまい、ガサガサの原因になっていることがあります。刺激の強いものは避けましょう。
●保湿成分が多く一番のおすすめは、ナーブルスソープ(ナチュラルオリーブオイル)です。
●足裏の臭いが気になる方は、ナーブルスソープ(タイム)がおすすめです。
2. 入浴直後に保湿をする。
お風呂上りに必ず保湿ケアをしましょう。以外とひじやかかとは忘れがちですが、一番乾燥しやすい部分です。
たっぷりと保湿クリームを塗りましょう。血行を良くしてなじませるためにも、マッサージをしながら塗るのがおすすめです。クリームは、かかと専用の尿素配合クリームやオリーブオイルが効果的です。
3. かかとパック
保湿した踵にラップを巻いて10~20分パックをするのもおすすめです。
4. 角質ケアをする。
踵の水分をなくしてから、スクラブで削ります。一揆に取ろうとせず、少しずつゆっくりと削ります。削りすぎると、逆に角質層を厚くしてしまいますので注意して下さい。
刺激を与えすぎず、長時間行わないことが大切です。終わった後は、すぐに保湿クリームを塗り、保湿し、必ず靴下を履きましょう。
5. サイズの合った快適な靴を選ぶ。
サイズが合わない靴を履いていると、思った以上に足裏に負担がかかり、血行を悪くします。サイズが合ったクッション性のある快適な靴を選び、外部刺激を減らすために、部屋の中でもソックスやルームシューズを履くようにしましょう。
6. 足を休める。
長距離を歩いたり、一日中立ちっぱなしだったりと刺激を受けた足は、帰宅後すぐに休めましょう。フットマッサージをしたり、足を上に上げたり、軽いストレッチをしたりして足を休め、解してあげましょう。
※上記の方法で保湿しても効き目がない場合、足水虫(足白癬)の可能性がありますので、必ず皮膚科に相談するようにして下さい。